GM
お茶会の手番は、PC1のイチハ、ついでナオと固定されています。
GM
このシナリオには、お茶会MOD『セルフ横槍(PC1)』が適用されており、PC1のイチハのみ、自分自身に対する行動についても横槍ができるようになります。
GM
イチハのみ、これがお茶会であると知っているからです。
GM
また、お茶会MOD『クエストMOD』が適用されています。
GM
クエストは、自分の手番の行動時に使用を宣言し、手番行動の判定値を参照して、同時にクエストの成否を決定します。
GM
PC1イチハの可能なクエストはNo.1と6。
クエストNo.1(PC1のみ) - 心を奪う
概要 :魅了し、引きつけ、意のままに動かす
条件 :PC1であること・PC2を舐める行動にのみ組み合わせられる
目標値 :7
消滅条件 :お茶会終了と同時に消滅
成功 :PC2の次の行動のクエストを指示することができる
失敗 :PC1の心の疵を回復するか悪化することで、行動とクエストの両方を成功したことにしてよい。
この決定はPC1が行い、PC2が内容を指示する
※その際、心の疵についてPC1自ら相手に明かすこと
クエストNo.6(PC1のみ) - すべてを明かす
概要 :すべてを明かし、救世主であることを認め、許しを得る
条件 :PC1であること
(このクエストを行う場合に限り、PC1はお茶会終了時に追加の手番を得てもよい。
GMはお茶会終了時に確認すること)
目標値 :PC2が成否を判断する
消滅条件 :成功するか、お茶会終了と同時に消滅
成功 :No.2を除くすべてのクエストで得た効果、
心の疵MOD『逆棘』、裁判MOD『不意を突く(PC1)』を破棄し、裁判の相手を変更する
(PC2は6ペンスコインを3枚か6枚を融通し、能力値の合計が2、1の救世主としてそれぞれ作り直しても良い。GMの判断により、裁判を省略してもよい)
失敗 :No.2を除くすべてのクエストで得た効果、裁判MOD『不意を突く(PC1)』を破棄する
GM
PC2ナオの可能なクエストはNo.2,3,4,5。
クエストNo.2(PC2のみ) - 心付けを渡す
概要 :あなたは相手に気に入られたい。だから、贈り物をする。
条件 :PC2であること
目標値 :自動的に成功
消滅条件 :お茶会終了と同時に消滅
成功 :PC2は凶器以外の宝物を全て破棄し、PC1は合計価値10以下の衣装か小道具を獲得する。
PC1が内容を指示する。
クエストNo.3(PC2のみ) - 心を開く
概要 :あなたは相手をもっと内側に招きたい。だから、心の鍵を渡す。
条件 :PC2であること
目標値 :自動的に成功
消滅条件 :お茶会終了と同時に消滅
成功 :PC2はPC1に対し、技能による同意や許可を求められたときに拒否できなくなる。
(主に調律について。他には伝授、貢物、愛染など)
クエストNo.4(PC2のみ) - 心を染める
概要 :あなたは相手を心から望む。だから、相手の望むままになりたい。
条件 :PC2であること
目標値 :自動的に成功
消滅条件 :お茶会終了と同時に消滅
成功 :自身のデッキから技能を一つ入れ替える。その際、PC1が内容を指示する。
クエストNo.5(PC2のみ) - 心を解く
概要 :あなたは相手を信じ切っている。だから、装備を遠ざけても気づかない。
条件 :PC2であること
目標値 :自動的に成功
消滅条件 :お茶会終了と同時に消滅
成功 :凶器を『素手』に変更する
GM
他にMODは、裁判開始直前に、すべての○の心の疵を●にする心の疵MOD『逆棘』。
GM
PC1が有利な立場で裁判を開始できる、裁判MOD『不意を突く(PC1)』があります。
GM
5:トカゲの末裔だ。長く辛抱強いという性質が、あるいはあなたに多くの仕事を求める。
GM
前夜の客はトカゲの末裔でした。行為は明け方まで続き、6ペンスコインの加護を持たないあなたを疲弊させたことでしょう。
GM
だから愛されない。あなたに声をかけるのは、愛を持たないものばかり。
ナオ
放り投げたリュックサックを漁り、布のはぎれを取り出す。
GM
当然の愛がもらえないから、こんな世界にきて、あんな結末になった。
GM
優しくしないから、優しくされないの。優しくしたら、自然とみんな優しくするものよ。
ナオ
「今日はおれのほうから、抱きしめてもいいかな」
GM
優しい男の子だと思わない? あなたを心から愛している。
ナオ
「……きみの嫌なことを、できるだけしたくないだけ……」
ナオ
もうこうして、身体をお金で買っている時点で。
GM
こんなに優しい。こんなにあなたを愛している。
イチハ
*ナオの心の疵『女の子が好き』を舐めます+クエスト1
イチハ
2d6+0+2=>7 判定(+猟奇)
(2D6+0+2>=7) > 8[2,6]+0+2 > 10 > 成功
GM
わかりました。クエストNo.4……心を染める。
ナオ
たおやかな指先は、いまの自分のものとほど遠い。
GM
あんなに愛を求めたあなたが、今は愛を裏切っていく。
GM
誰も手を付けない冷めたスープ。メインディッシュは他にあって、冷めたスープに見向きもしない。
ナオ
どきりと心臓が鳴った。 みじめな自分の身体のまやかしが、暴かれないか不安でたまらなくなる。
GM
もし本当にその通りになったなら、あなたは赦される。
ナオ
「そんな、すごいこと、できないかもしれないけど」
GM
まだあなたが、『かわいそう』でいられたときの名前。
ナオ
そっと抱きしめる。うっとりするほど柔らかい。
GM
もはや冷たい死体みたいなものなのに、もったいぶって。
ナオ
その指はウィル・ホーソンのものとは似ても似つかない。
ナオ
「でもさ、おれにとっては、それくらいのことなんだよ」
[ ナオ ] 女の子が好き : 0 → 1
[ イチハ ] ティーセット : 2 → 1
ナオ
甘いにおいのする部屋をこうして訪れるのは、何度目?
GM
時間を感じさせるものはお互いだけ。心臓の音。呼吸、言葉、身振り手振り、瞬きです。
イチハ
それに、違和感を覚えないようになってしまった。
イチハ
あの、30日間で感じた鉄錆の香りよりも──随分軽くなってしまった。
ナオ
おどけた仕草。あなたを笑わせようとしているような。
ナオ
腕のなかに捕まえると、『うーちゃん』は大人しくなった。
ナオ
拭い来れなかった匂いだけははっきりとただよっている。
GM
この部屋に風は吹きません。匂いはどこにもゆかず、そこに漂ったまま。
ナオ
そっとベッドの端にぬいぐるみを下ろして、自分も座る。
ナオ
前はここまで来るのに、ずいぶんもたもたしていたのに。
ナオ
ベッドの端であなたに向かって、やって見せている。
ナオ
「裁縫が得意なんだ。まさか、ここに来てそれが武器になるなんて」
ナオ
「元の世界では、友達が……いっぱいってほどじゃないけど、いて」
GM
そんなことを言って、あなたはどうだったかしら。
ナオ
「……少なくともおれはそういうふうに振る舞ってる」
ナオ
「そういうことでしか、気に入られる方法がわからないんだ」
ナオ
「すごく気持ち悪いものに対して、かわいそうなんて言葉はいらない」
ナオ
「からだを触ってみたかった。キスしてみたかった。できればその先も」
イチハ
「好きなのなら、仕方がないのじゃないかしら」
ナオ
「それを約束されていて、不安に思うことはない」
ナオ
「きみはごまかしたり、嘘をついたりしているつもりなんだろうけど……」
ナオ
「おれのほうが、娼婦に向いてるんじゃないかな?」
イチハ
「黙って、従って、従順な振りをしていれば」
ナオ
「ごっこ遊びで満足するつもりだったんだよ、ほんとうに」
ナオ
「きみのしたいことを、おれの喜びとするのだろう」
ナオ
「それがほんとうだったら、どんなにいいだろうって」
イチハ
「あるはずもないページを書き足して、勝手に話を続けているのよ。」
ナオ
「おれのことを、愛するふりくらいは、できる?」
ナオ
*イチハの心の疵『砕けた硝子の靴』を舐めます。
クエストno4に挑戦
[ イチハ ] HP : 15 → 14
イチハ
Choice[猟奇,才覚,愛]
(choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
[ イチハ ] ティーセット : 1 → 0
イチハ
2d6+0+2=>7 判定(+愛)
(2D6+0+2>=7) > 8[4,4]+0+2 > 10 > 成功
[ イチハ ] ヤリイカ : 1 → 0
[ ナオ ] ティーセット : 2 → 1
[ ナオ ] ティーセット : 1 → 0
[ ナオ ] ティーセット : 0 → 1
ナオ
2d6+3=>7-3+2 判定(+才覚)
(2D6+3>=6) > 4[3,1]+3 > 7 > 成功
GM
*クエストNo.4 心を染めるにより、ナオの暗器が依存に
ナオ
「きみはおれのことを……奴隷かなにかだと思ってるんだろ?」
ナオ
「おれはみんなにとって、ただのふわふわのかわいいぬいぐるみで」
ナオ
「そばにいてあげられても、そばにいてもらえることはない」
ナオ
「こまるくらいでしょ、おれがいなくなったって」
ナオ
うさぎのぬいぐるみが、心配そうにふたりを見上げる。
イチハ
分かり合えたこともあったかもしれなかったと、
ナオ
「きみの好きなひとを、きみごと馬鹿にするようなやりかただ」
イチハ
物語は、ハッピーエンドに向かうのだろうか。
GM
身体が覚える寒さと温もりは偽ることができません。
GM
1:あなたは誰も客に取らなかった。脱がされるべき店のドレスと下着を自分で脱ぐ。
GM
その日は誰もあなたの部屋を訪れることはありませんでした。
GM
自分で選んだケージで、そのときを待っています。
イチハ
悪いことをして、罵倒されて、必要とされなくて。
イチハ
都合のいい娼婦だから、呼ばれないこともある。
イチハ
暗くて重い部屋で、ろうそくの明かりを見て過ごす。
イチハ
『一葉ちゃんって、便利だね。ノートありがとう。今度も頼むね』
イチハ
『一葉は、いつも読んだら来てくれて好きなことをやらせてくれる。いいやつだよ』